DXの取り組み
Digital Transformation Initiatives
当社を取り巻く環境
現在自動車業界は「100年に一度の大変革期」と呼ばれており、「CASE」(Connected(コネクティッド)、Autonomous/Automated(自動化)、Shared(シェアリング)、Electric(電動化))をキーワードとしたさまざまな変革を求められています。
今後、想定される自動車の構造変化、カーボンニュートラル社会に対応すべく、当社の強み「歯車工作機を自社で開発、製造し、それを使って自動車部品を製造する他に類を見ない事業形態」を生かし、この変革をチャンスと捉え、さらなる飛躍へとつなげる所存です。デジタル技術を高め、DXを推進することこそ成長への原動力と位置付け、全社一丸となって活動を加速させてまいります。
今後、想定される自動車の構造変化、カーボンニュートラル社会に対応すべく、当社の強み「歯車工作機を自社で開発、製造し、それを使って自動車部品を製造する他に類を見ない事業形態」を生かし、この変革をチャンスと捉え、さらなる飛躍へとつなげる所存です。デジタル技術を高め、DXを推進することこそ成長への原動力と位置付け、全社一丸となって活動を加速させてまいります。
デジタル技術の果たす役割
仮想環境やシミュレーションを活用して、物理的な実験やプロトタイピング(実働するモデルを早期に製作する手法およびその過程)に先立ち、迅速に機能の検証を行うことを可能にします。これにより、開発サイクルの大幅な短縮が期待され、社員はより多くの時間を創造的な仕事や高度な問題の解決に費やすことができます。
現在は、デジタライゼーションとして、旧態の独自生産実績をデジタル化し、製造部門が必要とする情報をタイムリーに取得できる「生産実績一元管理」のシステム環境構築に取り組み、工数低減・KPIの統一・製造原価の可視化を実現しようとしています。さらに重要管理指標となる「生産性(能率管理)」を確立します。具体的には、各ラインの能率、生産性を日々把握し、効率的な原価低減活動に繋げることを想定しています。
現在は、デジタライゼーションとして、旧態の独自生産実績をデジタル化し、製造部門が必要とする情報をタイムリーに取得できる「生産実績一元管理」のシステム環境構築に取り組み、工数低減・KPIの統一・製造原価の可視化を実現しようとしています。さらに重要管理指標となる「生産性(能率管理)」を確立します。具体的には、各ラインの能率、生産性を日々把握し、効率的な原価低減活動に繋げることを想定しています。
経営理念
ジェイテクトのグループ方針として下記基本理念が展開されており、その内容を経営理念として掲げています。「地球のため、世の中のため、お客さまのため」には、カーボンニュートラル、コロナ禍、CASE等、当社を取り巻くあらゆる環境への貢献の意味が込められています。
ジェイテクトの基本理念
ジェイテクトの基本理念
- 地球のため、世の中のため、お客さまのため
- 絶え間ない改善
- 全員参加
- やるなら「No.1&Only One」
- 優先順位は「安全第一、品質第二」
- 対話、本気
めざす姿
- 新生 「ジェイテクトギヤシステム」の
さらなる成長
新しい製品、市場により、2025年度に売上・付加価値1.3倍(2019年度比)を確保 - 収益力・競争力の向上
稼ぐ力を身につける為の先行投資を行い、2026年営業利益率6%を確保 - 持続可能な事業基盤の構築
実現に向けた戦略
- 「未来を切り拓く力」を身につける
- 新規ビジネスの獲得
- 自動車部品競合他社を品質・コストで
凌駕する生産体制構築活動(BR活動) - 地球と人にやさしい
「持続可能な社会」への貢献 - 多様な人材が安心して働ける
「働きがいのある職場」つくり
デジタル化されたデータの活用イメージ
DX推進のロードマップ
DX推進に向けた体制
各統括部単位にDX/IT推進者を配置し、DX活動の牽引及びITリテラシーの底上げ、会社方針各施策の推進に取り組んでいます。特にDX活動においては、「身近なDX」と称して身の丈にあった業務の変革に取り組むことにより、デジタル人財としての成長につなげています。
DX/IT推進者の配置図
戦略推進のための
IT・デジタル技術活用環境の
整備、戦略の達成状況に係る指標
中長期計画
戦略の推進状況等に関する情報発信
設備から製品まで。
一貫メーカーとしての
技術力を提案力に。
一貫メーカーとしての
技術力を提案力に。
by ジェイテクトギヤシステム-DX 代表取締役社長/最高デジタル責任者 森川 隆
「創業は自動車国産化の黎明期。
海外製に頼っていたハイポイドギヤ歯切盤の国産化という使命を担い、工作機械メーカーとして第一歩を踏み出しました。
当社の強みは、歯車工作機を自社で開発、製造し、それを使って自動車部品を製造する事業形態にあります。
この事業形態は他には見られないものであり、部品、工作機械共に開発、品質、生産能力、コスト競争力を高める礎となっています。
自動車の構造変化、カーボンニュートラル社会に向けての動き等、社会情勢は日々大きく変化しています。
我々は歯車の専門家として高耐久、ダウンサイジング可能な歯車の開発、それを製造できる設備の開発を進めてまいります」
上記は、社長就任時に述べた自身の思いでありますが、当社を取り巻く環境は決して穏やかではなく、予想をはるかに超えるスピードで大きく変化しています。この状況の中で、社会の要請に応え、より高品質な歯車、自動車部品、工作機械をお客さまに届け続けるためには、デジタルの力が必要不可欠です。たとえば、社内に眠るさまざまな経験値・知識・過去の失敗・成功体験をデジタル化することができれば、だれもが容易に検索し、過去の事例やノウハウをいつでも活用できます。また、工場設備の使用状況をデジタル化すれば、高精度な予兆管理を可能とし、それは安定した製造と高品質な製品につながります。
このようにデジタル化には、さまざまな可能性が期待でき、さらには業務プロセスに大きな変革をもたらします。その結果、大幅なリードタイム短縮、コスト削減を実現することになるでしょう。
我々は、本業にDXを掛け合わせることにより、事業のパフォーマンスを最大限に引き上げ、今以上の高みをめざし、社会に貢献できるように日々活動してまいります。
海外製に頼っていたハイポイドギヤ歯切盤の国産化という使命を担い、工作機械メーカーとして第一歩を踏み出しました。
当社の強みは、歯車工作機を自社で開発、製造し、それを使って自動車部品を製造する事業形態にあります。
この事業形態は他には見られないものであり、部品、工作機械共に開発、品質、生産能力、コスト競争力を高める礎となっています。
自動車の構造変化、カーボンニュートラル社会に向けての動き等、社会情勢は日々大きく変化しています。
我々は歯車の専門家として高耐久、ダウンサイジング可能な歯車の開発、それを製造できる設備の開発を進めてまいります」
上記は、社長就任時に述べた自身の思いでありますが、当社を取り巻く環境は決して穏やかではなく、予想をはるかに超えるスピードで大きく変化しています。この状況の中で、社会の要請に応え、より高品質な歯車、自動車部品、工作機械をお客さまに届け続けるためには、デジタルの力が必要不可欠です。たとえば、社内に眠るさまざまな経験値・知識・過去の失敗・成功体験をデジタル化することができれば、だれもが容易に検索し、過去の事例やノウハウをいつでも活用できます。また、工場設備の使用状況をデジタル化すれば、高精度な予兆管理を可能とし、それは安定した製造と高品質な製品につながります。
このようにデジタル化には、さまざまな可能性が期待でき、さらには業務プロセスに大きな変革をもたらします。その結果、大幅なリードタイム短縮、コスト削減を実現することになるでしょう。
我々は、本業にDXを掛け合わせることにより、事業のパフォーマンスを最大限に引き上げ、今以上の高みをめざし、社会に貢献できるように日々活動してまいります。